講 座 名 |
平成17年度学習システム活用研修講座@ |
実 施 日 |
平成17年5月31日(火) |
会 場 |
教育センター学びの丘 |
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小学校 27人 |
この研修講座は、和歌山県教育センター学びの丘に設置するきのくにeラーニングシステムを活用し、教員が互いに学び合い、教材研究・開発することを通して、授業の在り方を追求し改善する とともに、教育の情報化の推進を図ることを目的に開催しました。
この研修講座は、今回の第1回をはじめとして、8月23日(火)に第2回目、平成18年1月 27日(金)に第4回目を開催します。
また、第3回目は、第1回目で確定した校種別教科・領域等グループ内で研究授業を行うこととしています。
開講にあたり、独立行政法人教員研修センター研修企画課主幹 高橋 俊英 氏が、助言者あいさつの中で、教員研修センターの研修体系等について紹介するとともに、各地域との連携による研修などについて話しました。
続いて、学びの丘の担当課長が、「eラーニングを活用した研修」と題し、授業改善の具体的実施とeラーニングによる教員同士の学び合いについて講義を行いました。
さらに担当指導主事が、「授業改善とeラーニング」と題し、学習システム活用研修講座の概要ときのくにeラーニングシステムの概要と活用及び本日の研修講座での協議事項等について講義を行いました。
午後からは、「学習システムの活用について」と題し、各担当指導主事が、きのくにeラーニングシステムを使って講義と実習を行いました。
受講者は、システムについて期待を持って活用方法を探っていました。
続いて校種・教科等分科会を行い、研究テーマの検討、今後の計画等について協議を行いました。
教科等グループ及び研究テーマは、別に示す表のとおりです。
今後、きのくにeラーニングシステムを活用し、掲示板や教材コンテンツ作成機能を使いながら、 教材研究や教材の開発についてネットワーク上で研究していくとともに、研究授業の実施等についても計画していくことを確認し閉会しました。
教科等グループ及び研究テーマ
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グループ |
テーマ |
1 |
小学校社会 |
調べ学習の在り方 |
2 |
小学校生活 |
五感で自然の恵みを感じ取る生活科 |
3 |
小学校算数 |
図形と数量関係の指導に関して |
4 |
小学校理科 |
大地を探る−紀南の地層− |
5 |
小・中国語 |
話す・聞く力を高める |
6 |
小・中図工美術 |
バーチャル美術館を作ろう! |
7 |
小・中音楽 |
ハーモニーを楽しもう |
8 |
小中学校家庭 |
子供たちが安全で健康的な生活を送ろうとする意識を高めるために |
9 |
中学校社会 |
歴史的分野で地域教材を使った指導法の工夫 |
10 |
中学校数学 |
視覚教材を活用した授業作り(関数) |
11 |
中学校理科 |
eラーニングシステム活用による実験考察データ有効利用 |
12 |
中学校技術家庭 |
デジタルコンテンツを利用した実技指導の充実 |
13 |
中・高英語 |
4技能(聞く・話す・読む・書く)の向上と英語コミュニケーション能力を高める効果的な教授法 |
14 |
高等学校国語 |
短歌を作ろう表現・交流) |
15 |
高等学校地歴・公民 |
地理「地誌」について、「生活スタイルの違い」 |
16 |
高等学校数学 |
ベクトル(コンテンツ作成) |
17 |
高等学校理科 |
理科情報ボックス-和歌山版- わかる授業 |
18 |
盲ろう養護学校自立活動 |
将来の自立に向けての取組 |
また、eラーニングシステムの活用について聞いたところ、共同教材研究や教材等の共有以外に次のような案が出されました。
…( )は、案を出した受講者の校種
・子どもたちが活用し、調べ学習を行う。交流学習を行う。(小)
・社会科で共通の視点で調査等を行う。(小)
・実際の授業の様子を情報交換する。(小)
・校種間で、意見交換や専門性を生かした教材紹介などを行う。(小)
・観察実験データ、自然環境・生物分布等の情報交換を行う。(中)
・国際理解教育に生かし、外国の子どもとのインターネット会議を行う。(中)
・生徒が活用できる自主学習コンテンツの作成を行う。(中)
・生徒も見られるe参考書の作成をする。(高)
・他校との授業内容の比較により授業向上を図る。(高)
・画面の特性を生かした教材作成を中心に活用する。(特)